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伝来の青磁香炉 [香]

5月末の日曜日、港区の東京美術倶楽部で第二十一回志野流香道第全国大会が開催されました。

いつもはうっかり見過ごしてしまう香道具の展示ですが、今年は会場そのものがギャラリーということもあり、ガラスで仕切られ暗めの照明に浮かび上がるのは、伝来の希少な香炉と軸物の数々…
なかでも南宋時代と明代の青磁香炉のコレクションはため息の出るほど素晴らしいものばかりで、ざっと十点近くはあったでしょうか、小型の香炉という特殊分野に限って言うなら、とくに南宋時代のものでこれほど数が揃ったのは初めて拝見しました。

とくに印象に残ったのは、“凌晨”という銘が附されたもの。
その名の如く、胴に表れた釉の濃淡が、うっすらとあけ染め始めた空に薄墨を流したような東雲なびく様を思わせます。思わず吸い寄せられてしまう逸品でした。

そのとなりの銘“腰蓑”という聞香炉、かなり落ち着いた渋めの色目ながら、小振りでやさしい女性的な姿が印象的でした。これには毛利家伝来とありました。

“乙女”という銘の俗に千鳥形と呼ばれるタイプの香炉も、やや大ぶりながら精緻な美しいものです。
このタイプのものですぐに思い浮かぶのが、徳川美術館(名古屋)所蔵のその銘も“千鳥”という名品
東京国立博物館にも南宋時代の青磁香炉として所蔵されているものがありますが、“乙女”はこれらに連なるものでしょう。

宋の時代、青磁は官窯(皇帝直属の御用窯)でたいへん優れたものがつくられ、南宋時代には民間の窯である龍泉窯で“官窯うつし”といわれるほどのものが焼かれたといいます。
今回、こうした門外不出の青磁香炉の逸品に出会えたことは、名香を聞くに勝るとも劣らぬ眼福となりました。



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香道に関する番組 [香]

三月はBS放送で香道に関する番組が目白押しです。

BSジャパンにて以下2本(再放送)
3月6日(金)19:00~20:54
奥深き香道を継ぐ~五百年の時を超えて~
昨年年初の本放送と今回の再放送とも堪能しました。 二回目に見てとくに印象に残ったのは、襌の老師の“内と外を分けない”というお話、また香室に入る前の心得“調身、調息、調心”ということでした。

3月15日(日)21:00~22:55
パリに薫る東山文化~襌の心 香・茶・花~
まずパリの人たちの文化水準の高さに驚かされます。 香水の名門ゲランのカリスマパフューマーが代表的な組香 源氏香にチャレンジ、 香道の真髄は香りを聞き分ける以上にいかにイメージの世界を楽しむかということなのかな、と思わせる結果が… 香道も茶道も立花も、その根底には襌の深い精神性が流れています。

NHK BS-hiにて
3月18日(水)20:00~21:29
香道 五百年の父子相伝~平成の名香席~
こんにちに名香を伝える名家の末裔が香室に会し、秘蔵の香木をたき合せて競う名香席をいまに再現。
う~ん見たいなぁ、総合でやってくれないかな(^^;
タグ:香道 志野流
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映画『禅-zen』を見てきました [雑談]

めづらしく気になった映画でした。
道元禅師―曹洞宗の開祖だということは知っていても、
スーパースター的な空海さんや、超庶民派の親鸞上人に比べると、あまりに地味…

「あるがまま…あるがままに」
なんて、魅力的なCMにも惹かれて、千円デーに見に行って来ました。

いや~、感動しました。
道元さまの一言一句に、DNAが否応なく呼応してしまう、
そんな感覚かな。

勘太郎さんの気迫溢れる落ち着いた発声も一役買っているのでしょう。

ただ、セリフは待ってくれないので、一句に味わい留まっていると次の句が耳に入らず、
聞きもらした部分がちょっともったいなかったかも(^^ゝ

最後に響いてくる難解な成語のようなもの、
これは、“八大人覚”(はちだいにんがく)と呼ばれるものだそうで、
こちらの禅寺サイトで詳細に解説されています。
http://www3.ic-net.or.jp/~yaguchi/houwa/hatidai.HTM

意外だったもの、
典座役の笹野高史さん、中国語がとっても自然でお上手でした。
も、もちろん演技もバツグン!

難を言うなら、
映画だから仕方ないけど、表しえないものにCG効果使って欲しくなかったですね(^^;

最後に、『正法眼蔵』を現代文訳で読んでみようかな、と思ったのでした。

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数ヶ月ぶりの書き込み [更新情報]

こちらのブログ、すっかりほったらかしになっていました。

7月から早朝ウォーキングを始め、いまは徐々にジョギングに変えて距離を伸ばしています。
成人病予防対策(~_~;)
朝の空気と陽光で心身ともにリフレッシュ、一日40分ほどですが、体調いいですね。

週明けくらいから、チベット中国第八回会談、亡命チベット人特別大会の記事がぽちぽち入ってくるようになりました。
こちらもぽちぽちUPしていきます。



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中国ホームドラマ《親家》 [雑談]

目下CCTV大富783で放映中のホームドラマ親家
時代劇オンリーのわたしが珍しく第一話から見始めたのだが、これがけっこう面白い!
http://ent.sina.com.cn/v/m/f/qingjia/index.html

“親家”(qin-jia)とは、結婚によって親戚となった双方の家を指す言い方で、母親の立場にある者どうしはお互い“親家母”(qin-jia-mu)と呼び合っている。
王家と趙家、二つの家族が、それぞれの価値観、育った環境、世代を超えて親子、夫婦の絆を通して互いに関わりを深めていく姿を、変貌すさまじい北京の街を背景に描き出した秀作として、各方面からも高評価を得ている。

家長の王子明(ワン・ズーミン)が作家協会会長を務める王家は、その価値観を示すが如く伝統的四合院平屋住まいで、肝っ玉母さん風の玉芬(ユイファン、夫から“鄭老師”と呼ばれている、ということは現役時代教師だったのか?)がしっかりとりしきっている。
夫婦とも動乱の時代を潜り抜けてきた文革世代、60代後半?

長男の書培(シューペイ)は国営工場の責任者、公害問題に行き詰まる工場経営に苦心している。
その妻、周暁麗(ヂョウ・シャオファン)は玉芬が長男に娶わせた田舎出身の素朴で従順な家庭の主婦、しかし服飾デザイナーとの出会いがきっかけで、自分のこれまでの生き方に疑問を感じ始める。
一人息子の小虎(シャオフー)は、王家にとってまさに“小皇帝”。

長女の書理(シューリ)は、趙家の長男趙毅(ヂャオ・イー)と結婚したことで、王家と趙家は“親家”関係になっている。
年齢は30代半ばくらい、仕事のために大学院進学を志すが夫の趙毅は子どもを渇望、その葛藤で初めての子を流産してしまう。

次女の書恰(シューイー)は、博士号を持つ腕ききの整形外科医、適齢期を過ぎようとしている娘の結婚に気をもむ母玉芬の心配をよそに、好意を寄せる男性には冷たいそぶりをみせるが、その実かなりの寂しがりや。喧嘩仲間のような弁護士孫力(スン・リー)と恋におちる。

王家の次女を長男の嫁に迎えた趙家は、メゾネットタイプの高級マンションに暮らす合理的価値観をもった家族。年齢も王家父母より十歳近く若そう。すでに現役を引退している父趙家恒(ヂャオ・ジァーハン)はエンジニア出身で人がいい、王書培の相談にも快く応じている。
その妻燁燁(チェン・ホア)はセレブマダム気取りながらも徹底した“割り勘主義”で、ときに嫁の王書理とぶつかることも。

長男の趙毅(ヂャオ・イー)は自ら会社を経営する実務派だが、王家との付き合いにもなにくれとなく心をくだく細やかな心の持ち主。妻書理がせっかくさずかった子を堕胎しようとしたのを知って自暴自棄となり、道端で出会った“職業乞食”のおじさんの家に転がり込む…。

一人娘の趙柔(ヂャオ・ロウ)は日夜名女優を夢見て端役とボーイフレンドをハシゴしながら、独身宣言している王書恰に“お相手”を紹介したり、彼女の父の仕事に助け舟を出すなど世話好きな現代っ子。実は密かに書恰の兄書培に想いを寄せている。





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開設してはや九年… [更新情報]

香巴拉を開設してはや九年…

ページをめくると、数年前のUPなのに“new”がくっついたままになっていたり、
リンクページでは、リンク切れがけっこうあったので、これを整理。
中国情勢もずいぶん変わって、当時の紹介文ではいささか無理な部分も。

それにしても、1991年はじめて中国を訪れて以来、
いろいろな方々と出会い、貴重な体験をさせていただいたことに感謝です。

四川大地震の支援も、ほんのわずかですが、日本で活躍しているチベット人歌手バイマー・ヤンジンさんに託すことにしました。
8月に現地に行かれるそうです。

詳しくはこちら
   ↓
http://blog.goo.ne.jp/yangjin2/d/20080515




“秋後算帳”の懸念 [更新情報]

菰岡の威信をかけたオリンピックをなんとしても成功させたい!
チベット側との“対話”開始の最大の目的がここにある以上、
双方の論点が最初からかみ合わないのは想定内のことだ。

問題は、オリンピックが無事に終了したとして、その後にどうなるかということ。

“対話”の一方で、チベット内地の締め付け政策は相変わらず。
中央に訴えれば地方に責任転嫁、
こんな調子で三ヶ月、

中国にとって“世紀の祭典”、
TVの前の我々もまたそれなりに自国の選手の活躍など楽しんで、
こうして“お祭り”が盛大なフィナーレを迎えて、めでたしめでたし…

その後、その後がどうなるのか、
気を抜いて目を離すことのないようにしなければ。

悪代官の所業をお上に直訴 [更新情報]

チベット各地でなおも続く酷い鎮圧と大量逮捕…
文革時代の批判大会を思わせる過酷な再教育キャンペーン

今月半ばラサで最大規模を誇ったデプン寺とセラ寺を襲った深夜の逮捕劇が次第に明らかになる中、
政府に対する不信に暗澹とするチベット人党員幹部たち、

各地の古刹を襲う僧侶の逮捕、暴力、略奪、器物損壊…
これに憂慮したラプラン寺の幹部僧侶がついに立ち上がり、“お上”に直訴した。

中国政府は、内外の圧力軽減、対外外交と国内安定を図ってか、ダライ・ラマの代表と対話再開を発表。
たしかにこのままでは行き詰まってしまう…
いつ爆発するかわからない“活火山”もある…
威信をかけたオリンピックの輪もバラバラになりかねない。

内外の均衡を保つには、“悪代官”のやり方を改めなければ、
そしてメンツの仮面なんか棄てて、真摯にダライ・ラマ側と語り合わなければ、

単なるその場しのぎのポーズでは、今度ばかりはのり切れない。
中国にも狂信的なナショナリストばかりがいるわけじゃない、
良識ある人たちの声がもっと響いてくれればと思う。

オリンピックを前に、中国国内情勢から目が離せない。

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中国内外チベット関連消息では、3月10日からの動きをダイジェストで随時紹介しています。



チベットを描いたテレビドラマコーナーつくりました [更新情報]

先日、あることがきっかけで、ふとお蔵にしまったままになっていたものを思い出しました。

以前、BBSでご紹介した《拉薩往日》というテレビドラマのストーリー&解説…
いまこの時期に、思い出したように引っ張り出してきました。

香巴拉トップページの左にあるインデックス西藏電視劇院のバナーをクリックすると入れます。
《文成公主》もこちらに収めました。


連日の更新 [雑談]

このところチベットの問題で、ほぼ連日更新が続いています。

今回の事件では、日本のテレビ新聞でも連日大きく取り上げられ、
ある意味でチベット問題は、それまで“チベット”という地域さえ定かでなかった一般日本人の茶の間の話題になるほど、
広く詳細にアピールされる結果となりました。
しかし、そのために支払われた代償はあまりにも大きいものと言わざるを得ません。
流血もしかり、そして…

わたしには、ラサ事件で現地から急遽帰国した大学生のことばが印象的でした。

 (ラサ市街の漢人商店などが打ち壊しに遭っているのを見て)
 さも小気味よげにざまを見ろ!といった人がいるかと思うと、
 昨日まで隣りどうしで挨拶していたのに…と悲しげにつぶやく人も…
 チベット人の反応は大きくこの二つに分かれていた、と。


20日の消息に、
 循化県のチベット中学で、生徒たちが抗議行動をしたために、
 学校は休校して彼らは家に帰された…

とあって、いささか不安になりました。
というのも、この中学はおそらく個人的に関わっていた村の子どもたちの何人かが進学した学校だからです。

北京にいるチベット人の友人に確認しようと思いましたが、
暮れに出したグリーティングカードが戻ってきたので、ひょっとして一時帰郷?
循化県のこともあって、とりあえず北京人の友人に連絡をとってもらうことにしました。
携帯電話も住所も連絡つかないようで、今晩様子を見によってもらうことになっています。

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